指定してセルにコメントを挿入します。コメントを削除するにはRange.ClearComments メソッドを使います。
- 構文
- Range.AddComment( Text )
- 引数
- Text 省略可
- コメントに表示する文字列を指定する。
- 戻り値
Range オブジェクトを返すメソッド・プロパティ
- Range オブジェクト
- セル、行、列、連続した1つ以上のセル範囲を表します。
- Application.ActiveCell プロパティ
- セルまたはセル範囲を表すRangeオブジェクトを返します。
- Application.Cells プロパティ
- 作業中のワークシートのすべてのセルを表すRange オブジェクトを返します。
- Application.Range プロパティ
- セル、行、列、連続した1つ以上のセル範囲を表します。
- Application.Selection プロパティ
- Applicationオブジェクトのアクティブなワークシートで現在選択されているオブジェクトを返します。
- Range.AddComment メソッド
- 指定した条件に一致する最初のセルを検索します。
- Range.AddComment メソッド
- Findメソッドによって開始された検索を続行します。前回の検索条件に一致するセルを、下方向(行のときは左から右、列のときは上から下)に検索し、見つかったセル(Rangeオブジェクト)を返します。選択範囲やアクティブセルには影響はありません。
- Range.AddComment メソッド
- 範囲内のセルから特定の条件に一致するRange オブジェクトを返します。条件は、セルの種類(数値、テキスト、エラーなど)やセルの状態(空白、定数、数式など)に基づいて指定することができます。
- Range.Columns プロパティ
- 指定した範囲の列を表すRange オブジェクトを返します。
- Range.AddComment メソッド
- 現在の領域を表すRange オブジェクトを返します。
- Range.AddComment メソッド
- 対象セル範囲の領域における終端のRange オブジェクトへの参照を返します。
- Range.EntireColumn プロパティ
- 指定された範囲を含む1つまたは複数の列全体を表すRange オブジェクトを返します。読み取り専用です。
- Range.AddComment メソッド
- 指定されたセル範囲を含む行全体を表すRange オブジェクトを返します。読み取り専用です。
- Range.AddComment メソッド
- 指定したセル範囲のオフセット値で指定される範囲を表すRange オブジェクトを返します。
- Range.Offset プロパティ
- 指定された範囲からオフセットした範囲を表すRange オブジェクトを返します。
- Range.AddComment メソッド
- 指定された範囲のサイズを変更します。サイズが変更されたセル範囲を表すRange オブジェクトを返します。
- Range.Rows プロパティ
- 指定した範囲の行を表すRange オブジェクトを返します。
- Worksheet.Range プロパティ
- セル、行、列、連続した1つ以上のセル範囲を表します。
使い方
セルA1にコメントを挿入します。
Excel.Range("A1").AddComment("これはコメントです。")
改行するには<#CR>を使います。
Excel.Range("A1").AddComment("コメント1行目<#CR>コメント2行目")
すでにコメントが挿入されているセルにコメントを挿入しようとするとエラーが発生します。
Range.Comment プロパティでセルにコメントが挿入されているかを確認できます。コメントが挿入されている場合はComment オブジェクト、挿入されていない場合はNOTHINGを返します。Range.Comment プロパティがNOTHINGを返すかどうかで判断できるので、以下のように書くことができます。
IFB Excel.Range("A1").Comment = NOTHING THEN
// コメントが挿入されていないとき
Excel.Range("A1").AddComment("コメント")
ELSE
// コメントが挿入されているとき
PRINT "すでにコメントが挿入されています"
ENDIF
すでに挿入されているセルに追記するには、コメントを取得、削除、挿入という手順を行います。
Excel.Range("A1").AddComment("コメント")
IFB Excel.Range("A1").Comment <> NOTHING THEN
DIM cmt = Excel.Range("A1").Comment.Text
Excel.Range("A1").ClearComments
Excel.Range("A1").AddComment(cmt + "<#CR>" + "追加したコメント")
ENDIF
この記事は役に立ちましたか?
ご協力ありがとうございます。
関連記事
- Range.ClearComments メソッド (Excel)
- 指定されたセル範囲からすべてのコメントを消去します。
- XLSHEET関数 (スクリプト関数)
- Excelシートを追加・削除する。
- Range オブジェクト
- セル、行、列、連続した1つ以上のセル範囲を表します。
- Application.ActiveCell プロパティ (Excel)
- セルまたはセル範囲を表すRangeオブジェクトを返します。
- Application.Cells プロパティ (Excel)
- 作業中のワークシートのすべてのセルを表すRange オブジェクトを返します。
- Application.Range プロパティ (Excel)
- セル、行、列、連続した1つ以上のセル範囲を表します。
- Range.AdvancedFilter メソッド (Excel)
- 検索条件範囲に基づいて、リストにフィルターをかけます。
- Range.AllocateChanges メソッド (Excel)
- OLAPデータソースに基づく範囲内の編集されたすべてのセルに書き戻し操作を実行します。
- Range.ApplyOutlineStyles メソッド (Excel)
- 指定された対象セル範囲にアウトラインの既定のスタイルを適用します。
- Range.AutoFill メソッド (Excel)
- 指定された対象セル範囲内のセルに対してオートフィルを実行します。