sourceに指定したファイルをdestinationにコピーします。
第三引数にFalseを指定すると、コピー先に同名ファイルがある場合エラーが発生します。
- 構文
- FileSystemObject.CopyFile( source, destination, [overwrite] )
- 引数
- source
- コピーする1つ以上のファイルを示すファイル指定用文字列を指定。ワイルドカード文字も使用できます。
- destination
- ファイルをコピーする先を指定する文字列。ワイルドカードは使用不可。
- overwrite
- 既存のファイルを上書きできるかどうかを指定。Trueならば上書きされ、Falseならば上書きされません。省略可。
- 戻り値
ワイルドカード
sourceの最終要素にはワイルドカード(*、?)が使えます。「*」は0文字以上の任意の文字列にマッチし、「?」は任意の1文字にマッチします。
例 | マッチするファイル |
---|---|
* | フォルダ内にあるすべてのファイル |
*.xlsx | 拡張子がxlsx(Excel)のファイル |
?????.txt | ファイル名が5文字のテキストファイル |
System*.* | ファイル名の先頭が「System」のファイル |
*System*.* | ファイル名に「System」を含むファイル |
記述例
-
“D:\Desktop\Book1.xlsx”を”D:\Desktop\backup\”にコピーする。
FSO.CopyFile(“D:\Desktop\Book1.xlsx”, “D:\Desktop\backup\”)
-
“D:\Desktop\Book1.xlsx”を”D:\Desktop\backup\”に”Book1_Copy.xlsx”とファイル名を変えてコピーする。
FSO.CopyFile(“D:\Desktop\Book1.xlsx”, “D:\Desktop\backup\Book1_Copy.xlsx”)
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