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ドキュメントの読み込み状態を示すREADYSTATE 列挙の数値を返します。IE.ReadyState プロパティとIE.ReadyState プロパティの違いは、Busyは親フレームの読み込みが完了した時点でFalseになるのに対して、ReadyStateは全フレームの読み込み完了後にREADYSTATE_COMPLETE(4)になります。Webページの読み込みが完全に完了するまで待機するにはIE.ReadyState プロパティと併用して使うのが一般的な方法です。
- 構文
- Integer = InternetExplorer.ReadyState
- 引数
- 戻り値
ドキュメントの読み込み状態を示すREADYSTATE 列挙
定数一覧
READYSTATE 列挙
名前 | 値 | 説明 |
---|---|---|
READYSTATE_UNINITIALIZED | 0 | デフォルト値。未完了状態。 |
READYSTATE_LOADING | 1 | IEオブジェクトのロード中状態。 |
READYSTATE_LOADED | 2 | IEオブジェクトのロード完了状態。ただし操作不可能状態。 |
READYSTATE_INTERACTIVE | 3 | IEオブジェクトの操作可能状態。 |
READYSTATE_COMPLETE | 4 | IEオブジェクトの全データ読み込み完了状態。 |
CONST READYSTATE_UNINITIALIZED = 0
CONST READYSTATE_LOADING = 1
CONST READYSTATE_LOADED = 2
CONST READYSTATE_INTERACTIVE = 3
CONST READYSTATE_COMPLETE = 4
記述例
Webページの読み込みが完全に完了するまで待機
REPEAT
SLEEP(0.010)
UNTIL !IE.Busy AND IE.ReadyState = 4
Webページの読み込みが完全に完了するか指定時間経過するまで待機
ReadyStateの値が4にならないなどページの読み込みが終わらないと無限ループになるため、タイムアウト(以下は60秒)を設定しループを抜ける処理を加えたプログラム。
DIM t = GETTIME()
REPEAT
IF GETTIME() - t >= 60 THEN BREAK
SLEEP(0.010)
UNTIL !IE.Busy AND IE.ReadyState = 4
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