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指定したサイズの配列を生成します。第三引数・第四引数は省略可能ですが、どちらか片方だけ指定または省略することはできません。
下限値を0以外の配列を生成したいときや、FUNCTION-FENDで二次元配列を戻り値として返す場合に使います。一次元配列を生成する場合はSLICE関数を使います。
- 構文
- safearray = SAFEARRAY( 下限, 上限, 二次元下限, 二次元上限 )
- 引数
- 下限 (Integer)必須
- 配列の下限を設定
- 上限 (Integer)必須
- 配列の上限を設定
- 二次元下限 (Integer)省略可
- 二次元配列の下限を設定
- 二次元上限 (Integer)省略可
- 二次元配列の上限を設定
- 戻り値
- 作成されたSAFEARRAY型の配列
使い方
一次元配列
下限値:2、上限値:4の一次元配列を生成します。array[0]、array[1]の要素にはアクセスすることはできません。
DIM array = SAFEARRAY(2, 4)
array[2] = 2
array[3] = 3
array[4] = 4
FOR item IN array
PRINT item
NEXT
- 結果
2 3 4
下限値:0、上限値:5の配列arrayを生成します。
DIM array = SAFEARRAY(0, 5)
第一引数の下限値が0の場合、以下のように書くこともできます。この書き方も下限値:0、上限値:5の配列となります。
DIM array[5]
以下はどちらも同じ要素を持つ一次元配列を生成することができます。
DIM array = SAFEARRAY(0, 上限値)
DIM array[上限値]
二次元配列
一次元目の下限値:2、上限値:4、二次元目の下限値:6、上限値:8の二次元配列を生成します。
DIM array = SAFEARRAY(2, 4, 6, 8)
array[2][6] = 1
array[2][7] = 2
array[2][8] = 3
array[3][6] = 4
array[3][7] = 5
array[3][8] = 6
array[4][6] = 7
array[4][7] = 8
array[4][8] = 9
FOR item IN array
PRINT item
NEXT
- 結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9
第三引数・第四引数を指定することで二次元配列を宣言することができます。以下は一次元目の下限値が0、一次元目の上限値が3、二次元目の下限値が0、二次元目の上限値が5の配列を生成します。
DIM array = SAFEARRAY(0, 3, 0, 5)
一次元目、二次元目の下限値が0の場合、以下のように書くこともできます。
DIM array[3][5]
以下はどちらも同じ要素を持つ二次元配列を生成することができます。
DIM array = SAFEARRAY(0, 一次元上限値, 0, 二次元上限値)
DIM array[一次元上限値][二次元上限値]
プログラム実行例
空の配列を作成
DIM arr
arr = SAFEARRAY(0, -1)
PRINT "下限︰" + LBound(arr)
PRINT "上限︰" + UBound(arr)
結果
下限︰0
上限︰-1
使用関数
一次元配列を生成
DIM arr
arr = SAFEARRAY(3, 6)
arr[3] = 40
arr[4] = 974
arr[5] = 747
arr[6] = 354
FOR item IN arr
PRINT item
NEXT
結果
40
974
747
354
使用関数