SLICEスライス関数

本ページには広告が含まれています。

SLICE関数は、配列の中を指定範囲の配列で返す関数です。第一引数に配列を指定し、第二引数に開始位置、第三引数に終了位置を指定します。第二・第三引数は省略可能で、省略した場合は配列全体を返します。戻り値はsafearray型です。SLICE関数は自作関数の戻り値として配列を返したいときに使うことが多いです。

構文
  1. safearray = SLICE( 配列変数, 開始, 終了 )
引数
配列変数 (Array)必須
配列変数名
開始, 終了 (Integer)省略可
取り出す配列の開始位置、終了位置の添え字を指定
戻り値
作成された一次元配列(SAFEARRAY型)

使い方

自作関数で配列を返す

UWSC
DIM array = func()

FOR item IN array
	PRINT item
NEXT

FUNCTION func()
	DIM array[] = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
	RESULT = SLICE(array)
FEND
結果
プレーンテキスト
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9

開始位置を指定

UWSC
DIM array = func()

FOR item IN array
	PRINT item
NEXT

FUNCTION func()
	DIM array[] = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
	RESULT = SLICE(array, 3)
FEND
結果
プレーンテキスト
3
4
5
6
7
8
9

終了位置を指定

UWSC
DIM array = func()

FOR item IN array
	PRINT item
NEXT

FUNCTION func()
	DIM array[] = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
	RESULT = SLICE(array,, 6)
FEND
結果
プレーンテキスト
0
1
2
3
4
5
6

開始位置・終了位置を指定

UWSC
DIM array = func()

FOR item IN array
	PRINT item
NEXT

FUNCTION func()
	DIM array[] = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
	RESULT = SLICE(array, 3, 6)
FEND
結果
プレーンテキスト
3
4
5
6

プログラム実行例

一次元配列を別の配列変数にコピー

UWSC
DIM array1[] = 25, 354, 851, 2, 4562
DIM array2

array2 = SLICE(array1)

FOR item IN array2
	PRINT item
NEXT
使用関数

関連記事

CALCARRAY関数 (スクリプト関数)
配列の合計値・最小値・最大値・平均値を求めます。
GETALLWIN関数 (スクリプト関数)
全ウィンドウのIDを取得します。
GETOLEITEM関数 (スクリプト関数)
JOIN関数 (スクリプト関数)
引数に指定した配列を結合し文字列を返します。
SETCLEAR関数 (スクリプト関数)
配列のすべての要素を任意の値で埋めます。
SHIFTARRAY関数 (スクリプト関数)
配列を指定した値だけシフトします。プラス値で後方、マイナス値で前方にシフトします。
連想配列
連想配列とは、自動的に割り当てられる数字をキーとして持つかわりに、自由に任意の文字列を割り振ることができる配列のことです。添え字に番号の変わりに名前をつけることでわかりやすく管理することができます。
divisors関数 (自作関数)
引数に指定した数値の約数をリストを配列で返します。
LENGTH関数 (スクリプト関数)
POPUPMENU関数 (スクリプト関数)
ポップアップメニューを表示し、引数に指定した配列の中から選択された項目の要素番号を取得します。選択された項目を取得したい場合は、POPUPMENUの戻値を引数に指定した配列の要素番号として指定します。