1. Excel

用紙の右の余白をポイント単位の数値で指定します。センチメートル単位の値を指定するにはPageSetup.RightMargin プロパティで変換してから指定します。取得される値はポイント単位のためセンチメートル単位に変換するには取得した値に\(\frac{2.54}{72}\)を掛けます。上の余白はPageSetup.RightMargin プロパティ、下の余白はPageSetup.RightMargin プロパティ、左の余白はPageSetup.LeftMargin プロパティを使います。

構文

1. Double = PageSetup.RightMargin
2. PageSetup.RightMargin = Double

引数

戻り値

使い方

右の余白を取得

アクティブシートの右の余白を取得します。ポイント単位とセンチメートル単位に変換した値を取得します。

DIM Application = Excel.Application
DIM Worksheet = Application.ActiveSheet
DIM PageSetup = Worksheet.PageSetup
DIM margin = PageSetup.RightMargin

PRINT margin
PRINT margin * (2.54/72)

結果

プレーンテキスト

50.4
1.778

Copy50.4 1.778

右の余白を設定

アクティブシートの右の余白を3.5cmに設定します。

DIM Application = Excel.Application
DIM Worksheet = Application.ActiveSheet
DIM PageSetup = Worksheet.PageSetup

PageSetup.RightMargin = Application.CentimetersToPoints(3.5)

関連記事

XLOPEN関数 (スクリプト関数)

XLOPEN関数は、Excelまたは OOoのCalcを起動する関数です。第一引数に読み込むファイル名（新規の場合は省略）、第二引数に起動フラグ、第三引数以降にパラメータ（パスワードや読み込み専用）を指定します。

XLSETDATA関数 (スクリプト関数)

Excelのセルに値を代入します。

XLSHEET関数 (スクリプト関数)

PageSetup オブジェクト

Excel のシートの印刷設定を表すオブジェクトです。シートの用紙サイズ、余白、方向、印刷タイトルなど、印刷に関連する設定を管理するのに使用されます。

Application オブジェクト

Excel全体を表すオブジェクトです。Excel全体に対しての操作、設定変更をしたい場合に使います。

Border オブジェクト

上下左右一つひとつの罫線を表します。

Characters オブジェクト

オブジェクトに含まれる文字列の文字を表します。

Charts オブジェクト

指定されたブックまたは作業中のブックにあるすべてのグラフシートのコレクションです。

Comment オブジェクト

セルに関連付けられたコメントを表します。

FullSeriesCollection オブジェクト

グラフのデータ系列を表すコレクション。