ISO 8601

本ページには広告が含まれています。

ISO 8601とは

ISO 8601は日付と時刻の表記を世界共通で統一するために定められた国際規格です。

異なる文化圏やシステム間での混乱を防ぎ、コンピュータ処理や国際的なデータ交換を円滑にするために広く利用されています。

基本形式と拡張形式

基本形式と拡張形式の2種類の表記方法があり、日付と時刻はTで区切ります。

基本形式では、日付、時刻それぞれの表記内に区切り文字を入れません。

基本形式
YYYYMMDDThhmmss
拡張形式
YYYY-MM-DDThh:mm:ss

形式に使われるアルファベットの意味は以下のとおりです。

文字意味
YYYY
MM
DD
hh
mm
ss

日付の表記方法

ISO 8601では、大きい単位から小さい単位へ並べていきます。

基本形式
YYYYMMDD(20251009)
拡張形式
YYYY-MM-DD(例:2025-10-09)

この方式により必ず年月日の順になるので、米国式(MM/DD/YYYY)や英国式(DD/MM/YYYY)との混乱を防ぎます。

時刻の表記形式

24時間形式を採用
午前・午後の区別はしない
基本形式
hhmmss(例:203000)
拡張形式
hh:mm:ss(例:20:30:00)

日付と時刻を組み合わせるときはTをはさみ2025-10-09T20:30:00のように記述します。

タイムゾーンの表記

UTC(協定世界時)
末尾にZを付けることで協定世界時を表すことができます。
オフセット指定
UTCより先に進んでいる時間帯の場合は+、後に遅れている場合は-とし、±hh:mm±hhmmまたは±hhのいずれかを付与することにより、表記時刻がそのタイムゾーンでのローカル時刻であることを表すことができます。

日本時間で2025/10/10 02:00:00のとき協定世界時と日本時間はそれぞれ以下のようになります。

UTC(協定世界時)
2025-10-09T17:00:00Z
JST(日本時間)
2025-10-10T02:00:00+09:00

UTC(協定世界時)
20251009T170000Z
JST(日本時間)
20251010T020000+0900