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複数行に渡る文字列(ヒアドキュメント)を変数として定義します。
- 構文
- TEXTBLOCK 定義名
文字列文字列ENDTEXTBLOCK
- 引数
- 戻り値
使い方
ヒアドキュメント
ヒアドキュメントとは、改行コードを含む特殊文字や複数行の文字列を記述する方法です。UWSCではTEXTBLOCKを使うことで記述することができます。
例えば、TEXTBLOCKを使わずに複数行の文字列を書くには以下のように特殊文字である<#CR>を使って改行しながら書きます。
DIM msg = "コメント1行目<#CR>コメント2行目<#CR>コメント3行目<#CR>"
MSGBOX(msg)
改行毎に区切ると多少は見やすくなりますが、行が増えるたびにmsg = msg + ~を書いていかなければなりません。
DIM msg = "コメント1行目<#CR>"
msg = msg + "コメント2行目<#CR>"
msg = msg + "コメント3行目<#CR>"
MSGBOX(msg)
これをTEXTBLOCKを使って書くと以下のように簡潔に書くことができます。TEXTBLOCKの後ろに半角スペースを空けたあとに定義名を書き、次の行から文字列を記述していきます。最後にENDTEXTBLOCKを書き複数行文字列の定義を終了します。
MSGBOX(msg)
TEXTBLOCK msg
コメント1行目
コメント2行目
コメント3行目
ENDTEXTBLOCK
TEXTBLOCK内の特殊文字は(<#CR>、<#DBL>、<#TAB>)は変換して出力されます。
PRINT msg
TEXTBLOCK msg
コメント1行目<#CR>
<#DBL>コメント2行目<#DBL>
<#TAB>コメント3行目
ENDTEXTBLOCK
- 結果
コメント1行目 "コメント2行目" コメント3行目
OPTION指定でSPECIALCHARを設定している場合は、特殊文字もテキストとして出力されます。
OPTION SPECIALCHAR
PRINT msg
TEXTBLOCK msg
コメント1行目<#CR>
<#DBL>コメント2行目<#DBL>
<#TAB>コメント3行目
ENDTEXTBLOCK
- 結果
コメント1行目<#CR> <#DBL>コメント2行目<#DBL> <#TAB>コメント3行目