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引数に指定したコレクションからオブジェクトを取得し配列に格納します。
- 構文
- Integer = GETOLEITEM( コレクション名 )
- 引数
- コレクション名 (String)必須
- COMオブジェクト.コレクション名
- 戻り値
取得したコレクションの数
取得した物は配列変数の ALL_OLE_ITEM[ ] に格納される (配列はゼロから)
コレクションとは
Workbooks オブジェクトやWorksheets オブジェクトのようにオブジェクトをまとめて格納したものをコレクションと言います。
COMオブジェクトのコレクションはプロパティにItemとCountを必ず持ちます。
GETOLEITEM(コレクション名)で返す配列(ALL_OLE_ITEM)は「コレクション名.Item(Index)」で取得するものと同等で、コレクション内のオブジェクトが1つずつ格納されています。
例えばGETOLEITEM(Worksheets)と記述した場合、ALL_OLE_ITEM(Index)にはWorksheetオブジェクトが格納されます。
Indexの範囲は0からGETOLEITEM(コレクション)-1の範囲となります。
GETOLEITEM以外での記述方法
GETOLEITEMと同じように取得する他の記述方法を記載しています。
以下はExcelを起動し全シートを取得する例です。
DIM Excel = ExcelBoot()
DIM Worksheets = Excel.Worksheets
PRINT "◇GETOLEITEM"
FOR i = 0 TO GETOLEITEM(Worksheets) - 1
PRINT ALL_OLE_ITEM[i].Name
NEXT
PRINT
PRINT "◇Item・Count"
FOR i = 1 TO Worksheets.Count
PRINT Worksheets.Item(i).Name
NEXT
PRINT
PRINT "◇FOR-IN-NEXT"
FOR Worksheet IN Worksheets
PRINT Worksheet.Name
NEXT
//////////////////////////////////////////////////
// 【引数】
// path : 開くファイルのパス名
// 【戻り値】
// <a href="https://uwsc.jp/com/excel/" >Excel オブジェクト</a>
//////////////////////////////////////////////////
FUNCTION ExcelBoot(path = "")
DIM Excel = CREATEOLEOBJ("Excel.Application")
Excel.Visible = TRUE
IFB path = "" THEN
Excel.Workbooks.Add
ELSE
DIM FSO = CREATEOLEOBJ("Scripting.FileSystemObject")
IFB FSO.GetParentFolderName(path) = "" THEN
path = GET_CUR_DIR + "\" + path
ENDIF
Excel.Workbooks.Open(path)
ENDIF
RESULT = Excel
FEND
- 結果
◇GETOLEITEM Sheet1 Sheet2 Sheet3 ◇Item・Count Sheet1 Sheet2 Sheet3 ◇FOR-IN-NEXT Sheet1 Sheet2 Sheet3
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