本ページには広告が含まれています。
イベントログにメッセージを書き込むことができます。書き込まれた内容は[イベント ビューアー]で確認することができます。[イベント ビューアー]は[スタート]ボタンをクリック、メニューから[Windows 管理ツール]フォルダ内にある[イベント ビューアー]から、もしくは、[スタート]ボタンを右クリックし右クリックメニューから[イベント ビューアー]を選択することでも起動することができます。
- 構文
- Boolean = WshShell.LogEvent( intType, strMessage, strTarget )
- 引数
- intType 必須
- イベントの種類を表現する数値
- strMessage 必須
- ログエントリのテキスト
- strTarget 省略可
- イベント ログを格納するコンピュータ システムの名前を示す文字列値(既定値はローカルのコンピュータシステムです。Windows NT/2000にのみ適用されます。)
- 戻り値
- True
- イベントが正常に記録された
- False
- それ以外
引数
intType
イベントの種類を表す数値です。
定数名 | 値 | 種類 |
---|---|---|
0 | SUCCESS | 成功 |
1 | ERROR | エラー |
2 | WARNING | 警告 |
4 | INFORMATION | 情報 |
8 | AUDIT_SUCCESS | 成功の監査 |
16 | AUDIT_FAILURE | 失敗の監査 |
使い方
[Windows ログ]には[Application]、[セキュリティ]、[Setup]、[システム]、[Forwarded Events]の5種類がありますが、LogEventメソッドで書き込めるのは[Application]のみです。
存在しないイベントIDを指定するとエラーが発生します。
イベントログに書き込むプログラムの名前を示す「ソース」は、Windows Script Hostを表す「WSH」となります。
プログラム実行例
イベントログを残す
成功の監査、失敗の監査がなぜか情報のアイコンで表示される。
CONST SUCCESS = 0
CONST ERROR = 1
CONST WARNING = 2
CONST INFORMATION = 4
CONST AUDIT_SUCCESS = 8
CONST AUDIT_FAILURE = 16
DIM WshShell = CREATEOLEOBJ("WScript.Shell")
WITH WshShell
.LogEvent(SUCCESS, "成功")
.LogEvent(ERROR, "エラー")
.LogEvent(WARNING, "警告")
.LogEvent(INFORMATION, "情報")
.LogEvent(AUDIT_SUCCESS, "成功の監査")
.LogEvent(AUDIT_FAILURE, "失敗の監査")
ENDWITH
結果
使用関数
参考文献
関連記事
- LOGPRINT関数 (スクリプト関数)
- LOGPRINT関数は、UWSCのプログラム実行時にPRINT文で出力した内容を表示するウィンドウを操作する関数です。ウィンドウを表示するか表示しないか、ウィンドウの位置・幅・高さを指定できます。
- PRINT文
- OLEEVENT関数 (スクリプト関数)