ボタン類の状態を返します。
- 構文
- return = CHKBTN( ID, アイテム名, 番号, ACC指定 )
- 引数
- ID必須
- Windowを識別するID
- アイテム名必須
- ボタン、チェックボックス、ラジオボタンのキャプションの文字
- 番号省略可
- 同名がある場合のオブジェクト順番 (左上から数えた順番[1から指定])
- ACC指定省略可
- FALSE
- API もしくは UIA インターフェースを使用 (デフォルト)
- TRUE
- アクセシビリティ用インターフェースを利用
- 2
- アクセシビリティ用インターフェースを利用(ウィンドウをアクティブ化しない)
- 戻り値
- -1(SByte型)
- 存在しないか無効状態
- 0(Int64型)
- OFF
- 1(Int64型)
- ON
- 2(Int64型)
- チェックボックスにて淡色状態
記述例
ボタン・チェックボックスの状態を取得

DIM ID = EXEC("notepad")
CLKITEM(ID, "編集\置換", ITM_MENU)
DIM ID2 = GETID("置換", "#32770")
PRINT "大文字と小文字を区別する:" + CHKBTN(ID2, "大文字と小文字を区別する")
PRINT "折り返しあり:" + CHKBTN(ID2, "折り返しあり")
PRINT "次を検索:" + CHKBTN(ID2, "次を検索")
PRINT "置換して次に:" + CHKBTN(ID2, "置換して次に")
PRINT "すべて置換:" + CHKBTN(ID2, "すべて置換")
PRINT "キャンセル:" + CHKBTN(ID2, "キャンセル")
- 結果
大文字と小文字を区別する:1 折り返しあり:1 次を検索:-1 置換して次に:-1 すべて置換:-1 キャンセル:0
チェックボックスの選択状態を取得
チェックボックスにチェックが入っていれば「1」、入っていなければ「0」が返ります。

DIM ID = GETID("アドオンを有効にする", "#32770")
PRINT CHKBTN(ID, "Java(tm) Plug-In 2 SSV Helper")
- 結果
1
チェックボックスにチェックを入れる
メモ帳を起動し、置換の「大文字と小文字を区別する」と「折り返しあり」にチェックを入れます。

DIM ID = EXEC("notepad")
CLKITEM(ID, "編集\置換", ITM_MENU)
DIM ID2 = GETID("置換", "#32770")
WHILE !CHKBTN(ID2, "大文字と小文字を区別する")
CLKITEM(ID2, "大文字と小文字を区別する", ITM_BTN)
WEND
WHILE !CHKBTN(ID2, "折り返しあり")
CLKITEM(ID2, "折り返しあり", ITM_BTN)
WEND
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