本ページには広告が含まれています。
目次
フォルダを選択させるにはShell.BrowseForFolder メソッドを使います。
- 構文
- String = Application.GetOpenFilename( FileFilter, FilterIndex, Title, ButtonText, MultiSelect )
- 引数
- FileFilter 必須
- ファイルの候補を指定する文字列を指定します。
- FilterIndex 省略可
- FileFilterで指定したファイルフィルター文字列の中で、1から何番目の値を規定値とするかを指定します。この引数を省略、もしくはファイルフィルター文字列の数より大きい数値を指定すると、最初のファイルフィルター文字列が規定値となります。
- Title 省略可
- ダイアログボックスのタイトルを指定します。この引数を省略すると「ファイルを開く」になります。
- ButtonText 省略可
- Macintoshでのみ指定できます。
- MultiSelect 省略可
- Trueを指定すると、複数のファイルを選択できます。Falseを指定すると、1つのファイルしか選択できません。既定値はFalseです。
- 戻り値
- 選択したファイルのパスを返します。MultiSelectにTrueを選択した場合、パスを配列で返します。
Application オブジェクトを返すメソッド・プロパティ
- Application.GetOpenFilename メソッド
- Microsoft Excelアプリケーションを表すApplication オブジェクトを返します。
プログラム実行例
指定したテキストファイルのパスを出力
DIM Excel = CREATEOLEOBJ("Excel.Application")
DIM path = Excel.Application.GetOpenFilename("テキスト文書,*.txt,すべてのファイル,*.*")
IF path <> FALSE THEN PRINT path
Excel.Quit
使用関数
指定したファイルのサイズを取得
DIM Excel = CREATEOLEOBJ("Excel.Application")
DIM path = Excel.GetOpenFilename()
IF path <> FALSE THEN
DIM FSO = CREATEOLEOBJ("Scripting.FileSystemObject")
DIM File = FSO.GetFile(path)
WITH File
PRINT "名前:" + .Name
PRINT "パス:" + .Path
PRINT "サイズ:" + ROUND(.Size / 1024) + "KB"
PRINT "種類:" + .Type
ENDWITH
ENDIF
結果
名前: service.txt
パス: D:\Documents\service.txt
サイズ: 44KB
種類: テキスト ドキュメント
使用関数
FileFilter
FileFilter引数で渡される文字列は「フィルタ文字列,ワイルドカード」の形式で記述します。複数のフィルタを指定する場合は、「フィルタ文字列1,ワイルドカード1,フィルタ文字列2,ワイルドカード2,...」のように各ペアをカンマで区切り記述します。
この項目を省略した場合、「すべてのファイル,*.*」が適用されます。
テキスト文書とすべてのファイルの場合、「テキスト文書,*.txt,すべてのファイル,*.*」と記述します。
1つのファイルフィルター文字列に複数のワイルドカードの表現を使用するには、「ビットマップ ファイル,*.bmp;*.dib」のように各ワイルドカードをセミコロン (;) で区切ります。
メモ帳
ファイルフィルタ 文字列 |
ワイルドカード |
---|---|
テキスト文書 | *.txt |
すべてのファイル | *.* |
ペイント
ファイルフィルタ 文字列 |
ワイルドカード |
---|---|
ビットマップ ファイル | *.bmp;*.dib |
JPEG | *.jpg;*.jpeg;*.jpe;*.jfif |
GIF | *.gif |
TIFF | *.tif;*.tiff |
PNG | *.png |
ICO | *.ico |
HEIC | *.heic |
WEBP | *.webp |
すべてのピクチャ ファイル | |
すべてのファイル |
Excel
ファイルフィルタ 文字列 |
ワイルドカード |
---|---|
すべての Excel ファイル | *.xl*;*.xlsx;*.xlsm;*.xlsb;*.xlam;*.xltx;*.xltm;*.xls;*.xlt;*.htm;*.html;*.mht;*.mhtml;*.xml;*.xla;*.xlm;*.xlw;*.xjs;*.xjm;*.xjc;*.xjw;*.xja;*.xjt;*.odc;*.uxdc;*.ods |
Excel ファイル | *.xl*;*.xlsx;*.xlsm;*.xlsb;*.xlam;*.xltx;*.xltm;*.xls;*.xla;*.xlt;*.xlm;*.xlw;*.xjs;*.xjm;*.xjc |
すべての Web ページ | *.htm;*.html;*.mht;*.mhtml |
XML ファイル | *.xml |
テキスト ファイル | *.prn;*.txt;*.csv |
すべてのデータ ソース | *.odc;*.udl;*.dsn;*.mdb;*.mde;*.accdb;*.accde;*.dbc;*.iqy;*.dqy;*.rqy;*.oqy;*.cub;*.uxdc |
Access データベース | *.mdb;*.mde;*.accdb;*.accde |
クエリ ファイル | *.iqy;*.dqy;*.oqy;*.rqy |
dBASE ファイル | *.dbf |
Microsoft Excel 4.0 マクロ シート | *.xlm;*.xla |
Microsoft Excel 4.0 ブック | *.xlw |
ワークシート | *.xlsx;*.xlsm;*.xlsb;*.xls;*.xjs |
作業状態ファイル | *.xlw |
テンプレート | *.xltx;*.xltm;*.xlt;*.xjt |
アドイン | *.xlam;*.xla;*.xll;*.xja |
ツールバー ファイル | *.xlb |
SYLK ファイル | *.slk |
DIF ファイル | *.dif |
バックアップ ファイル | *.xlk;*.bak |
OpenDocument スプレッドシート | *.ods |
Word
ファイルフィルタ 文字列 |
ワイルドカード |
---|---|
すべてのファイル | *.* |
すべての Word 文書 | *.docx;*.docm;*.dotx;*.dotm;*.doc;*.dot;*.htm;*.html;*.rtf;*.mht;*.mhtml;*.xml;*.odt |
Word 文書 | *.docx |
Word マクロ有効文書 | *.docm |
XML ファイル | *.xml |
Word 97-2003 文書 | *.doc |
すべての Web ページ | *.htm;*.html;*.mht;*.mhtml |
すべての Word テンプレート | *.dotx;*.dotm;*.dot |
Word テンプレート | *.dotx |
Word マクロ有効テンプレート | *.dotm |
Word 97-2003 テンプレート | *.dot |
リッチ テキスト形式 | *.rtf |
テキスト ファイル | *.txt |
OpenDocument テキスト | *.odt |
WordPerfect 5.x | *.doc |
WordPerfect 6.x | *.wpd;*.doc |
Works 6-9 ドキュメント | *.wps |
ファイル修復コンバーター | *.* |
参考文献
関連記事
- Application.FindFile メソッド (Excel)
- [ファイルを開く]タイアログボックスを表示します。ファイルを正しく開けたらTrue、開けなければFalseを返します。
- Shell.BrowseForFolder メソッド
- フォルダ選択のダイアログボックスを表示し、選択したフォルダのFolderオブジェクトを返す。
- DELETEFILE関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルを削除します。
- FCLOSE関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルを閉じます。
- FDELLINE関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルの指定行を削除します。
- FGET関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルの読み込みを行います。
- FOPEN関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルを開き、ファイルIDを取得します。
- GETDIR関数 (スクリプト関数)
- FPUT関数 (スクリプト関数)
- テキストファイルの書き込みを行います。
- Folder.CopyHere メソッド (Shell)
- 1つまたは複数のアイテムをフォルダにコピーします。